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出場枠

個人戦の出場枠

オリンピックの個人戦の出場枠は、ISU選手権と同様で各国最大で3人(3組)までです。
2013年3月に開催された世界選手権でほとんどの出場枠が決定しました。残りの枠は、2013年9月に開催された最終予選(ネーベルホルン杯)で決定しました。これにより、2014年2月に開催されるソチオリンピックのフィギュアスケート個人戦の各国出場権(出場枠数)はすべて決定したことになります。また、団体戦への出場条件である3種以上の個人戦出場枠の獲得という条件がすでに確定しましたので、あとは今シーズンのグランプリシリーズの結果次第という事になります。詳しい決定方法は、こちらを参照してください。
この出場枠は国に与えられているので、誰を選出するかは各国に任されます。ただし、下記条件を満たさなければ出場はできません。
  1. オリンピックに参加できる年齢を満たしているもの(こちらを参照)
  2. ISUが定める当該年度のオリンピック出場のためのミニマムポイントを獲得しているもの(こちらを参照)





日本の場合は、2013年12月に行われる全日本選手権で最終決定します。日本代表の選考基準については、こちらをご覧ください。
下記に、ソチオリンピックの個人戦の出場枠をまとめました。
   
[ソチオリンピックの個人戦の出場枠]
男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス
出場可能枠 30枠 30枠 20枠 24枠
2013年
世界選手権
により
決定した枠
合計 24枠 24枠 16枠 19枠
3枠
  • カナダ
  • 日本
  • 韓国
  • 日本
  • アメリカ
  • ロシア
  • カナダ
  • アメリカ
  • カナダ
  • ロシア
2枠
  • カザフスタン
  • スペイン
  • アメリカ
  • フランス
  • チェコ
  • イタリア
  • 中国
  • カナダ
  • ロシア
  • ドイツ
  • 中国
  • フランス
  • アメリカ
  • イタリア
  • イタリア
  • フランス
  • ドイツ
1枠
  • ドイツ
  • 中国
  • ウズベキスタン
  • ロシア
  • スウェーデン
  • ベルギー
  • オーストリア
  • エストニア
  • フランス
  • スウェーデン
  • ウクライナ
  • エストニア
  • スロバキア
  • ドイツ
  • イギリス
  • イギリス
  • ウクライナ
  • リトアニア
  • アゼルバイジャン
2013年
ネーベル
ホルン杯
により
決定した枠
合計 6枠 6枠 4枠 5枠
1枠
  • イスラエル
  • ルーマニア
  • フィリピン
  • オーストラリア
  • ウクライナ
  • イタリア
  • オーストラリア
  • グルジア
  • ノルウェー
  • オーストリア
  • チェコ
  • ブラジル
  • イギリス
  • ウクライナ
  • エストニア
  • イスラエル
  • 中国
  • トルコ
  • オーストラリア
  • 日本
  • スペイン
男子シングルでの注目は、ロシアが1枠しかない事です。開催国であるロシアにとっては痛いですね。もし、エフゲニー・プルシェンコ選手が出場した場合、男子シングルが1枠なので団体戦にも出場ということになります。団体戦でも記しましたが、団体要員は個人の出場資格のない種目にのみ出場させることが出来ます。エフゲニー・プルシェンコ選手が2試合を短期期間にこなすのは、ちょっと厳しい気がします。
グルジアのエレーネ・ゲデヴァニシヴィリは、順当に最終予選で枠を獲得できました。残念なのはフィンランドのキーラ・コルピ選手です。直前に欠場したことにより、彼女をオリンピックで見ることは不可能になりました。
ペアは、中国が2枠になってしましました。前回1・2位、前々回2・3位が中国のペアでした。ほうせい&とうけんは怪我を抱えていますし、若手の成長は微妙な感じ。ペア王国と呼ばれた中国のオリンピックメダルはなるのでしょうか。
そして、残念なのが日本の出場枠が無いことです。高橋&木原組が最終予選に出場しましたが、あと4.32点及ばず。残念ですが、若い二人なので次をがんばってほしいと思います。
アイスダンスは、リード組が出場枠を獲得できました。本当に良かった。これにより、日本の団体戦出場が可能になりました。
あと、これは私の個人的な疑問ですが、アイスダンスの枠はなぜ24枠なんでしょうね?アイスダンスは5組で1グループが基本ですから、25組でいいのではと思ってしまします。他の種目は、1グループの人数(組数)の倍数が枠数なのに、不思議です。

団体戦の出場枠

団体戦の概要はこちらをご覧ください。

出場国の基準ですが、選考対象となる大会は、2013年世界選手権、2013年四大陸選手権、2013年ヨーロッパ選手権、2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権、、2013年グランプリ(GP)シリーズの6大会とファイナル、2013年ジュニアグランプリファイナルを除くジュニアグランプリシリーズになります。つまり、来シーズンのグランプリファイナル終了後に決定するということになります。オリンピック直前のヨーロッパ選手権と四大陸選手権は含まれません。
選考対象の大会の順位をポイントに変換して計算します。計算方法を下記にまとめます。
  1. そのシーズンの世界選手権で、男子シングル上位1名、女子シングル上位1名、ペア上位1組、アイスダンス上位1組分合計する。
    ※オリンピックの場合は男女シングルが各1名になる。
    1. 世界選手権でポイントを獲得した選手数が上記に満たない場合にのみ、四大陸選手権またはヨーロッパ選手権での獲得ポイントが採用される。
    2. さらに選手数が満たない場合にのみ、世界ジュニアフィギュアスケート選手権での獲得ポイントが採用される。

  2. 2013~14年シーズンのグランプリ(GP)シリーズの6大会とファイナルで、男子シングル上位1名、女子シングル上位1名、ペア上位1組、アイスダンス上位1組分合計する。
    ※オリンピックの場合は男女シングルが各1名になる。
    1. グランプリ(GP)シリーズの6大会とファイナルでポイントを獲得した選手数が上記に満たない場合にのみ、ジュニアグランプリファイナルを除くジュニアグランプリシリーズでの獲得ポイントが採用される。

  3. 上記1+2の合計が国のポイントとなる。その上位10カ国が出場できる。
   
[各大会順位と獲得ポイント]
順位 2013年
世界
選手権
2013年
ヨーロッパ
選手権
四大陸
選手権
2013年
世界Jr
選手権
2013年
GP
ファイナル
2013年
GP
各大会
2013年
JrGP
各大会
1位 1200 840 500 800 400 250
2位 1080 756 450 720 360 225
3位 972 680 405 648 324 203
4位 875 612 365 583 292 182
5位 787 551 328 525 262 164
6位 709 496 295 472 236 148
7位 638 446 266 213 133
8位 574 402 239 191 120
9位 517 362 215 108
10位 465 325 194 97
11位 418 293 174
12位 377 264 157
13位 339 237 141
14位 305 214 127
15位 275 192 114
16位 247 173 103
17位 222 156 93
18位 200 140 83
19位 180 126 75
20位 162 113 68
21位 146 102 61
22位 131 92 55
23位 118 83 49
24位 106 74 44


下記は、個人戦の出場枠を国別にまとめたものです。出場基準の判定はポイントで行われるので、この上位の国が出場国になるとは限りません。しかし、これを見ると、カナダ・アメリカ・ロシアが強国といえそうです。
   
[国別のソチオリンピックの個人戦の出場枠]
男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス
団体戦出場可能

※12か国中
上位10か国が
出場
カナダ 3枠 2枠 3枠 3枠
アメリカ 2枠 3枠 2枠 3枠
ロシア 1枠 2枠 3枠 3枠
フランス 2枠 1枠 2枠 2枠
イタリア 1枠 2枠 2枠 2枠
ドイツ 1枠 1枠 2枠 2枠
中国 1枠 2枠 2枠 1枠
ウクライナ 1枠 1枠 1枠 1枠
日本 3枠 3枠 1枠
エストニア 1枠 1枠 1枠
イギリス 1枠 1枠 1枠
オーストラリア 1枠 1枠 1枠
団体戦出場不可能 チェコ 2枠 1枠
スウェーデン 1枠 1枠
オーストリア 1枠 1枠
イスラエル 1枠 1枠
韓国 3枠
スペイン 2枠 1枠
カザフスタン 2枠
ウズベキスタン 1枠
ベルギー 1枠
スロバキア 1枠
リトアニア 1枠
アゼルバイジャン 1枠
ルーマニア 1枠
フィリピン 1枠
グルジア 1枠
ノルウェー 1枠
ブラジル 1枠
トルコ 1枠
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