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ペアのフリースケーティング(FS)

ペアの競技会では、ショートプログラムの後にフリースケーティングが行われます。 予選がある場合は、ショートプログラムの前に、フリースケーティングで予選が行われます。 競技会の流れについては、こちらに記載します。
フリースケーティングには、12個の要素(エレメンツ)が演技可能(技術点が認められる)です。 これ以上の要素(エレメンツ)を入れても、技術点は認められません。
演技時間は、4分20~4分40秒です。 詳細は、こちらに記載します。
下記に可能な要素(エレメンツ)の種類と数、バランスのとれたプログラムをまとめました。
   
[ペアのフリースケーティング(FS)]
必須要素(エレメンツ) 備考



①~②サイド・バイ・サイドのソロジャンプ要素

下記の条件を踏まえて最大2つまで可能
③~④スロージャンプ要素

下記の条件を踏まえて最大2つまで可能






⑤ツイストリフト

最大1つまで可能
  • ツイストリフトはいかなる回転数・種類でもよい。


⑥~⑧リフト

下記の条件を踏まえて最大3つまで可能
  • 異なる種類のリフト
  • そのうち1つは、グループ3(ハンドトゥヒップリフト)又はグループ4(ハンドトゥハンドリフト)
  • ポディションの変更は任意。


ソロスピン

最大1つまで可能
  • 足替えは1回のみ任意で行える。足換えは踏み換えで行ってもジャンプで行ってもよい。
  • 姿勢変更は1回以上が必要。異なる姿勢の数は自由である。
  • 足換えと姿勢変更は同時に行っても別に行ってもよい。
  • 10回転以上が必要。
  • フライングスピンでもよい。
  • 上記回転数を満たさない場合は、ジャッジ(演技審判)は、 GOEで考慮しなければならない。
ペアスピン

最大1つまで可能
  • 足替えは1回以上が必要。
  • 姿勢変更は1回以上が必要。
  • 足換えと姿勢変更は同時に行っても別に行ってもよい。
  • 8回転以上が必要。
  • フライングスピンでもよい。
  • 上記回転数を満たさない場合は、ジャッジ(演技審判)は、 GOEで考慮しなければならない。



⑪デススパイラル

下記の条件を踏まえて最大1つまで可能
  • ショートプログラムとは別の種類
コレオグラフィックシークエンス

下記の条件を踏まえて最大1つまで可能
  • 任意の長さの少なくとも1つの(キックでない)スパイラルを含む
  • ステップ、ターン、スパイラル、アラベスク、スプレッド・イーグル、イナ・バウアー、ハイドロブレーディング、(リストに無い)繋ぎのジャンプ、スピン動作といったあらゆる種類の動きから構成される。
  • シークエンスはスケーターの最初の動作で開始され、最後の動作で終了する。
  • シークエンスの形状の制約はないが、氷面を十分に活用したものでなければならない。
  • コレオグラフィックシークエンスには基礎値があり、ジャッジ(演技審判)のGOEのみで評価される。
  • この要件が満たされない場合には、シークエンスは無価値となる。