ルール解説 ・・・・・・・・アイスダンスのプログラム

ホーム > ルール解説 > アイスダンスのプログラム > 世界ランキング

アイスダンスのショートダンス(SD)

アイスダンスの競技会では、予選が無い場合は、ショートダンスから競技を行います。 競技会の流れについては、こちらに記載します。
ショートダンスには、5個の必須要素(エレメンツ)があります。 これ以外の要素(エレメンツ)を入れても、技術点は認められません。 また、決められた要素(エレメンツ)は全て行わなければなりません。
演技時間は、2分40~3分00秒です。 詳細は、こちらに記載します。
下記にショートダンス全般要求事項と、必須要素(エレメンツ)をまとめました。

2013~14年 シーズン  new

   
[アイスダンスのショートダンス(SD) 全般要求事項]
テーマ(リズム)
  1. クイックステップと、それ以外にフォックストロット、チャールストン、スウィングの中から1つから2つを選択。
  2. パターンダンスはフィンステップ。
停止可能時間
  1. 5秒以内のストップを1回まで。ただしパターンダンスのステーショナリー部分を除く。
   
[アイスダンスのショートダンス(SD)]
必須要素(エレメンツ) 備考






①~②パターンダンス

下記の2つのセクションがある
  • フィンステップ セクション1
  • フィンステップ セクション2




 ※それぞれを1つの要素として評価する
  • セクション1に続けて2を滑走する。
  • セクション1をジャッジ側で始める。
  • 音楽構造の4小節の1拍目から開始する。
  • 規定のテンポの音楽を使用する。
  • 各セクションごとに3つのキーポイントがある。
  • キーポイント1つごとにイエスかノー(課題がクリアできているか否か)を判断する。
  • イエスの場合であっても、リズムのタイミングとずれている場合はタイミングエラーとなりキーポイントをクリアしたことにはならない。



③シンクロナイズドツィズル

1セットのシンクロナイズドツィズル
  • ステップシークエンス以外で行うこと。


④ダンスリフト

1つのショートリフト
  • リフトの種類は任意。



⑤ステップシークエンス

1つの非接触(ホールド無)のステップシークエンス

下記の中から1つ選択
  • ミッドラインステップシークエンス
  • ダイアゴナルステップシークエンス
  • サーキュラーステップシークエンス
  • ダンスリフト、半回転を超えるジャンプ、ストップ、ダンススピン、ピルエット、パターンの逆走、ループはステップシークェンスに含まれてはならない。

2012~13年 シーズン

実際に滑るステップの図表とその説明は、こちらからご覧いただけます。(PDF形式で別ページで開きます)
   
[アイスダンスのショートダンス(SD) 全般要求事項]
テーマ(リズム)
  1. ポルカ、マーチ、ワルツの中から1つから3つを選択。
  2. パターンダンスはヤンキーポルカ。
ガイドライン
  1. コンセプトと振り付けはダンスの統一感をもたらさなくてはならない。
  2. パターンダンス要素はショートダンスのどの部分で滑走してもよいが、ダンス全体と調和していなくてはならず、いかにうまく組み合わせるかを考えずにただリズムをつなげただけと言った印象を持たせてはならない。
全般要求事項
  1. ショートダンスは、毎シーズン、アイスダンス技術委員会により指定されるテーマ(リズム)に合ったダンス音楽に合わせて、カップルが創作するダンスである。
    ショートダンスは、
    • 選ばれたテーマ(リズム)の特徴を反映しなければならない。
    • 流れのあるエッジの利いた様々なステップや動作によって技術力を示すことにより、氷上の演技へと移されていなければならない。
    • 音楽のフレージングに合っていなければならない。
    • カップルは主としてリズムを刻むビートに合わせて滑走すること。
    • ショートダンスは、指定された必須要素を含むものとする。
  2. ショートダンスの音楽は、指定されたパターンダンスの音楽も含めてカップルにより用意される。
    ボーカル入りの音楽の使用は許可されている。
    音楽は以下の特徴を備えていなければならない。
    • 耳に聞こえるリズミカルなビートのあるダンス音楽のみが使用でき、カップルは主にそのリズミカルなビートに合わせて滑走しなければならない。
    • 音楽は指定されたテーマ(リズム)に沿ったものを選ばなくてはならない。
    • 音楽は指定されたテンポのものを選ばなくてはならない(該当する場合)。
    ※上記指定に従わないショートダンス音楽は減点により罰せられる。
    ※カップルは、音楽提出の際に選んだ音楽の名前、テーマ(リズム)を審判団へ提出しなければならない。
  3. パターンは常に一定方向に進行しなければならない。
  4. 指定されたリズムと選んだ音楽に合っていれば、いかなるダンスステップ、ターン、回転、ポジション変更を用いてもよい。ステップ、ターン、動作の繰り返しは許される。
    難しく独創的で多彩で複雑なフットワークが両パートナーに求められる。
  5. ダンスホールド(とその変形)に制限はない。
    腕を完全に伸ばしたハンド・イン・ハンド・ホールドは選んだリズムの特徴に合う時のみ許されるが,過度に使われてはならない。
  6. 両パートナーは、ホールドの変更、必須の非接触ステップシークェンス、必須のツィズル、つなぎの要素としてのツィズルおよびターン、または許されたストップの間以外に離れてはならない。
    ホールドの変更は音楽の1小節以内で行わなければならない。
    プログラムの最初と最後の分離は10秒までなら許され、距離に制限はない。
  7. 最初の動きで計時が開始した後は、カップルは10秒を超えて1箇所に留まってはならない。
    プログラム中、2回までの完全なストップ(各最長5秒間まで)または1回の完全なストップ(最長10秒間まで)のいずれかが許される。
    選択した音楽にふさわしい振り付けはいかなるものも許される(両手間隔以内のセパレーションを含む)。
    選択した音楽にふさわしい振り付けはいかなるものも許される(両手間隔を超えない距離での分離を含む)。
  8. プログラムはスケーティングの技術と質によって表現されなければならない。
    片膝をついての滑走やトウステップを使うなどの非スケーティング動作で構成されてはならない。
    非スケーティング動作を用いるのはそのダンスの特性や選んだ音楽のリズムとニュアンスを反映する場合に限るべきである。
    観客の利益のために、プログラムはジャッジ側に集中されるだけでなく、全方向の観客席に対して演技が向けられるよう構成されるべきである。
  9. 手(片手/両手)で氷上に触れることは許されない。
  10. 氷上に両膝を付くこと、両膝で滑走すること、および氷上に座ることは許されず、転倒とみなされる。
   
[アイスダンスのショートダンス(SD)]
必須要素(エレメンツ) 備考






①~②パターンダンス

下記の2つのセクションがある
  • ヤンキーポルカ セクション1
  • ヤンキーポルカ セクション2




 ※それぞれを1つの要素として評価する
  • 各セクションごとに3つのキーポイントがある。
  • キーポイント1つごとにイエスかノー(課題がクリアできているか否か)を判断する 。
  • イエスの場合であっても、リズムのタイミングとずれている場合はタイミングエラーとなりキーポイントをクリアしたことにはならない。



③シンクロナイズドツィズル

1セットのシンクロナイズドツィズル
  • ステップシークエンス以外で行うこと。


④ダンスリフト

1つのショートリフト
  • リフトの種類は任意。



⑤ステップシークエンス

1つの非接触(ホールド無)のステップシークエンス

下記のどちらか選択
  • ミッドラインステップシークエンス
  • サーキュラーステップシークエンス
  • ダンスリフト、半回転を超えるジャンプ、ストップ、ダンススピン、ピルエット、パターンの逆走、ループはステップシークェンスに含まれてはならない。